今回は「コンクリート塗装の必要性は?劣化症状やメンテナンス方法も解説!」ということで解説していきたいと思います!
「コンクリートは丈夫だから塗装しなくていい」と思っていませんか?
実はコンクリートは、見た目以上に劣化が進みやすい素材です。
適切な塗装やメンテナンスを行わないと、建物の寿命を大きく縮めてしまう危険があります。
この記事では、コンクリート塗装が必要な理由・劣化のサイン・メンテナンス方法をわかりやすく解説します。
「そろそろ外壁工事を考えている」という方は、ぜひ最後までお読みください。
Contents
なぜコンクリートに塗装が必要なのか?
コンクリートは一見、非常に硬くて強そうに見えます。
しかし実際には、内部に無数の小さな穴(毛細管空隙)があり、そこから水分が染み込みやすい構造をしています。
水が内部に侵入すると、コンクリートの中に含まれる鉄筋がさびてしまいます。
鉄筋がさびると膨張し、コンクリートをひび割れさせたり、剥落させたりする「爆裂」と呼ばれる現象が起こります。
これが進行すると、建物の構造そのものが危険な状態になります。
塗装がコンクリートを守るバリアになる
外壁塗装を施すことで、コンクリート表面に保護膜をつくることができます。
この保護膜が、雨水・紫外線・汚れ・酸性雨などの外的ダメージからコンクリートを守ります。
塗装は見た目をきれいにするだけでなく、建物を長持ちさせるための「防水・保護」の役割を果たしています。
なので、コンクリートにも塗装は重要な要素になります。
コンクリート外壁の劣化症状をチェックしよう!
以下の症状が見られる場合は、塗装・メンテナンスのサインです。
早めに専門業者に確認してもらいましょう。
① チョーキング(白い粉が手につく)
外壁を手で触ったとき、白い粉のようなものが手につく現象を「チョーキング」といいます。
これは塗料の樹脂成分が紫外線によって劣化し、粉状になっているサインです。
チョーキングが起きている状態は、塗膜が防水機能を失いはじめているということです。
放置すると、コンクリート内部への水の侵入を防げなくなります。
② ひび割れ(クラック)
コンクリート表面に細かいひびが入っている状態です。
幅0.3mm以下の「ヘアークラック」は表面的なひび割れで、比較的軽症です。
一方、幅0.3mm以上の「構造クラック」は、建物の内部にまで影響している可能性があります。
ひび割れを放置すると、そこから雨水が侵入し、内部の鉄筋の腐食につながります。
早期発見・早期対処が重要です。
③ 剥離・膨れ
塗膜が浮き上がったり、ぺりぺりとはがれてきたりしている状態です。
これは塗膜と下地の密着力が低下しているサインです。
剥離が起きると防水性が完全に失われ、内部への水の浸透が急速に進みます。
見た目だけの問題ではなく、建物の耐久性に直結するため、早急な対応が必要です。
④ 汚れ・苔・カビの発生
コンクリート外壁に黒ずみや緑色の苔・カビが生えている場合、塗膜が劣化している証拠です。
健全な塗膜があれば汚れは付きにくく、苔やカビも繁殖しにくい状態を保てます。
苔やカビは見た目の問題だけでなく、コンクリートの劣化を促進させる原因にもなります。
⑤ エフロレッセンス(白い染み)
コンクリートの表面に白い染みや結晶のようなものが現れることがあります。
これは「エフロレッセンス」と呼ばれ、コンクリート内部の石灰分が水分とともに溶け出してきた状態です。
発生している場所に水が侵入している可能性が高く、放置すると劣化が進みます。
コンクリート外壁のメンテナンス方法を紹介!
それでは、コンクリート外壁のメンテナンス方法も紹介しておきます。
【1】定期的な高圧洗浄
塗装の前後に関わらず、定期的な高圧洗浄は外壁の寿命を延ばすうえで効果的です。
コンクリート表面の汚れ・苔・カビを除去し、塗装の密着力を高める効果もあります。
一般的に、5〜10年に一度の洗浄が推奨されています。
【2】ひび割れの補修(シーリング・Uカット工法)
ひび割れを放置せず、早期に補修することが重要です。
軽微なひび割れには「シーリング材」を充填する方法が有効です。
深いひび割れには、亀裂に沿ってV字またはU字に溝を切り、シーリング材を充填する「Uカット工法」が使われます。
補修後に塗装を施すことで、防水性を回復させることができます。
【3】外壁塗装(防水性の回復)
チョーキングや剥離が見られる場合、外壁の再塗装が必要です。
コンクリート外壁には、以下のような塗料がよく使われます。
・弾性塗料 伸縮性があり、ひび割れに追従する性質があります。 防水性が高く、コンクリート外壁に適しています。
・フッ素塗料 耐久性・耐候性に優れた高性能塗料です。 価格はやや高めですが、塗り替えサイクルが長くなるためトータルコストを抑えられます。
・無機塗料 最も耐久性が高い塗料のひとつです。 紫外線への耐性が強く、長期間にわたって外壁を保護します。
【4】撥水材・浸透性シーラーの塗布
塗装だけでなく、コンクリートに浸透するタイプの撥水材やシーラーを使う方法もあります。
表面に塗膜をつくるのではなく、コンクリート内部に染み込んで防水性を高めます。
デザインを変えずに保護したい場合や、打ちっぱなしコンクリートの外壁に向いています。
コンクリート塗装の目安となる時期は?
一般的なコンクリート外壁の塗装サイクルは、10〜15年が目安です。
ただし、使用する塗料の種類・建物の立地・日当たりや雨の当たり方によって、劣化のスピードは変わります。
「新築から10年以上経っている」「上記の劣化症状が気になる」という方は、早めに専門業者に点検を依頼することをおすすめします。
コンクリート外壁の塗装工事の流れは?
実際に外壁塗装を依頼した場合、どのような工程で進むのかを知っておくと安心です。
一般的な施工の流れは以下のとおりです。
STEP1:現地調査・見積もり
専門業者が建物の状態を目視・触診・打診などで確認します。
劣化の状態に応じて、適切な工法・塗料・費用の見積もりが提示されます。
複数業者から見積もりを取ることで、適正価格かどうかを比較できます。
STEP2:足場の設置
安全に作業を行うため、建物の周囲に足場を組み立てます。
足場の設置・撤去費用は塗装工事費用に含まれることが多いです。
STEP3:高圧洗浄
塗装前に外壁全体を高圧洗浄し、汚れ・苔・カビ・古い塗膜をしっかり除去します。
この下地処理が不十分だと、新しい塗膜が剥がれやすくなります。
STEP4:下地補修(ひび割れ・欠損の補修)
ひび割れや欠損箇所をシーリング材やモルタルで補修します。
ここでの処理が丁寧であるほど、仕上がりの品質と耐久性が高まります。
STEP5:下塗り・中塗り・上塗り
塗装は一般的に3回塗りが基本です。
下塗り(プライマー)で下地との密着力を高め、中塗り・上塗りで防水・保護・美観を仕上げます。
各工程で十分な乾燥時間を確保することが、仕上がりの品質を左右します。
STEP6:検査・足場解体・完成
施工後に仕上がりを確認し、問題がなければ足場を解体して完成となります。
業者によっては施工後の定期点検サービスを提供しているところもあります。
まとめ
コンクリートは丈夫な素材ですが、適切なメンテナンスなしでは確実に劣化していきます。
塗装には防水・保護・美観の回復という大切な役割があります。
チョーキング・ひび割れ・苔・剥離などの症状が見られたら、それは建物からのSOSサインです。
早めに対処することで、修繕費用を大幅に抑えられる場合がほとんどです。
「そろそろ外壁のメンテナンスをしなければ」と感じている方は、ぜひ一度専門業者に相談してみてください。
プロの目で現状を確認してもらうことが、建物を長持ちさせる第一歩です。
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次回は「家の売却前に外壁塗装すると高く売れる?メリットやデメリットを解説!」ということで解説していきます!
家を売る前に外壁を塗装したほうが高く売れるのでは?と思う方もおられるのではないでしょうか?
確かに綺麗にしているほうが高く売れるかもしれませんが、実はデメリットもあります。
次回の記事で詳しく解説していきますので、家の売却などを検討している方などはぜひご覧ください!